Notion で書籍や記事を「効率的に読むには」
まず、タイトルの「効率的に読むには」を「」でくくっているのは『エンジニアの知的生産術』へのリスペクトです。
そして本題。Notion で Reading List に書籍やウェブの記事を溜め込んでいるという話を少し前に書いた。
この使い方について他人に説明しようと思ったときに、『エンジニアの知的生産術』のことを思い出した。この本のどこかに、自分がいまやっていることが書いてあった気がする。自分がやっていることが、書いてあったことに似ているのか、書いてあったことに影響されて、自分がそれをやっているのか。それは今となっては分からないけど、どこだったかな 🤔 ……気になってその部分を探しに行った。
Notion で読書ノートを取る
それは第4章「効率的に読むには」にあった。この章は、自分がこの本を買ってすぐ、この本を効率的に読むために読んだ章だ。
そこで紹介されている、高田明典の『難解な本を読む技術』が、自分の今の感覚に近かった。まだこの本自体は読んでいない。
この書籍でいう難解な本は、フロイトの「無意識」などの思想書らしいけど、自分がおもにターゲットにしているのは技術的な書籍、サイトだ。でも、なにか通じるものを感じた。
『エンジニアの知的生産術』が紹介するには、読書ノートを用意して、章の小見出しを書き写すとのこと。これがまさに自分が Notion の Reading List でやっていることだった。また、読みながら、分からないこと、何度も出現する単語を記録していくというのも、自分がやっていることに近かった。
ここでひとつ実際に取っていた「読書ノート」的なものを。Dropbox が Nginx から Envoy に引っ越した記事について、こういうまとめを取っていた。ここで、自分は Bandaid が何か詳しく分かってないけど、とりあえずの足がかりとして記録しておいた。
こういったメモが『難解な本を読む技術』の言う「読書ノート」に近いんじゃないかなと思った。実際の「読書ノート」では、図を描くなどのアナログ的な要素があるらしいのだけど、自分が読んでいる範囲では必要ないので Notion で大丈夫。
こうやってメモをとることが、どうして「効率的に読む」ことにつながるのか?そのポイントは『エンジニアの知的生産術』や『難解な本を読む技術』に譲っておきたい。今ここで書いているのは、自分が『エンジニアの知的生産術』で得た「効率的に読む」方法が Notion で実践できてるよという話。
Notion を使って読みかけを忘れないようにする
書籍でもネットの記事でも、その内容をしっかり理解するには他の情報を見に行く必要があったり、そもそも読みかけで放置してしまったりすることがある。えっ、ない?そうかー。でも自分はあるんです。
そんな読みかけを助けてくれるのが Reading List の Status。Status を Reading などにしておけば、後で「こんなに読みかけが溜まってるー」と気づきやすい。「Add a View」で「Board」を選んで「Reading Board」といった名前のボードを作っておくと、一覧しやすい。
これで「Reading が10個もあるわー」みたいな状況も気づきやすい。なお 自分の状況では Finished は14個しかなくて、ここがめちゃくちゃ量が増えたらどうなるかは知らない。
そういうわけで Notion は書籍や記事を「効率的に読む」ために役立つなという話でした。