rch850 の上澄み

技術的な話題とか、雑談とか。タイトルを上澄みに変えました @ 2020/09/02

高専プロコンに行かなかった年 #procon24

先週末、隅田川沿いでぼっち自撮りしているころ、旭川では高専プロコンが行われていた。

そう、今年は珍しく高専プロコンに行かなかった。津山、福島、木更津、高知、舞鶴、有明と6年連続で参加してきたけど、今年は行かなかった。7年連続で行ってたら、本科専攻科ぶっ通しで行くようなものだな。

競技部門の様子は、初日は Twitter から眺めてて、二日目は敗者復活を Ustream で見てた。ルールについては、サイコロで文章を符号化して送信するっていう程度にしか把握していなかった。

符号化といえば、思い出すのは2002年の第13回、金沢大会。あの時は誤り訂正どうしようどうしようって悩んでいた記憶がある。ビットが反転するとかそういう話じゃなくて、ビットが抜ける通信路だから、さてどうしようかっていう。といっても、自分が出ていたのは課題部門だったのだけど。

今年はさてどんなものかなと、Ustream 見つつルールのPDFを読んでみたら、どうやら誤り訂正の要素は無い様子。サイコロを使って文章を符号化し、箱に並べる。それを予め用意されたカメラで撮影し、静止画として受信側に送信するってことだった。文章はアルファベットとか数字とか、合計90種類弱。サイコロを並べるのはまぁ人力だろう。金沢の時は4色のボールを順番に並べる機械を作ろうとして頓挫したけど、サイコロを並べるのはもっと難しいと思う。受信側は、人力でも画像処理でもどっちでもよさそうだった。30文字で敗者復活できるぐらいだったから、こりゃうまいこと辞書を選んだり、サイコロを斜めに置いて密度高めたりすればそこそこ良い成績が出るんじゃないかと思った。でもそんなことはなかった。

決勝戦、試合時間は10分間。撮影間隔は20秒。送れる回数は28回(?)。注目だったのが、画像処理ガチ勢。送信側と受信側の人数配分は自由で、普通は受信側にひとり置いているんだけど、一部の高専は画像処理を完全に信頼して、サイコロを並べる方に3人全員を割いていた。試合開始!!となったところで、名古屋発富山行きのしらさぎが残念ながら北陸トンネルにイン。北陸トンネルは通過に7分かかるトンネル。もちろん抜けたところですぐ圏内に復帰できるわけじゃない。

トンネルを抜けた時には試合が終わって集計中だった。結果が出ると……母校茨城高専が2位!やった!!そして1位は鈴鹿高専!!

鈴鹿は送信側に3人置くガチ画像処理シフトだった。このチームが優勝したのは、人力最強と揶揄された去年から一転して、いい結果だった。茨城は送信2人、受信1人だったけど、画像処理だったらしい。ただ、画像処理には凝ってるものの、符号化については特に工夫がなかった様子。符号化に気合を入れたチームは悔しかっただろうなぁ。対戦結果の詳細

来年は一関。経路を調べてみたら、去年の有明より近かったから、今度は行きたい。